お勧めレシビNo.1ー十全大補湯スープ
材料生薬: 10人分
朝鮮人参—3g 茯苓(伏りょう)—3g
白求(はくじつ)–3g 甘草—-3g
当帰———-3g なつめ———-10個
熟地黄———-3g 川きゅう———-3g
白シャク———3g 黄著(おうぎ—–3g
桂皮———-3g なつめ————5個
材料:
干ししいたけ——-6枚 青梗菜——1/2株
鶏腿骨付—-2-3本 長葱(青い所)–1/2本
生姜———–1かけ 水———-2Lぐらい
塩・胡椒・酒—–各少々 やまいも—100g
作り方:
1・なつめは洗ってぬるま湯に漬けておく。鶏腿肉は骨付のまま、
ぶつ切りにして、軽く湯通しする。
2・干ししたけは水にもどして、半分に切る。
3・青梗菜は根に刃物をいれて4等分し茹でる。山芋は細く切り茹でる。
4・大きな鉢かボールに水(2L)を入れて十全大補湯と1・2を入れる。
お酒もわすれずに。塩も小さじ1を忘れずに。
アルミホイルでぴったりと蓋を真中に穴を開けて、
蒸し器で1時間ほど蒸す。
5・器に青梗菜とやまいもとなつめを入れもりつける。
効能:
朝鮮人参・・・大補元気、安神増智、身体衰弱、生津止渇。
伏芬・・・サルノコシカケ科で外皮を除去したも
の、のぼせ、足が冷える、老人 性慢
性下痢、血糖降下。
白求・・・びやくじつとよむ。むくみ、尿量
減少、食欲不振。
甘草・・・四肢の痙攣、咽頭のとん痛。
当帰・・・貧血、補血、めまい、婦人科の
良薬。便秘。
熟地黄・・・養血滋陰遺精、めまい。
川きゅう・・活血行気、月経不順、頭痛。
白シャク・・いらいら、小便不利、貧血、
めまい、月経不順。
黄著(おうぎ)・・・多汗、寝汗、利水退腫、
倦怠疲労、食欲不振。
桂皮・・・ニッケイともいわれています。
腎陽虚の冷え、腹痛、慢性炎
★このような方に!
1. 日頃元気がなく、手、足に無力感がある。
2. 頭がふらつき、めまい、息切れがする。
3. 食欲不振で、顔色が悪く、不眠、肌に艶がない。
十全大補湯│十全大補湯スープ
なんとも医薬品臭い名前ですが、中華圏ではこれが正式な料理名で日本でも全国各地で
食べることができる薬膳スープです。日本の漢方薬にも同名の処方がありますが、
今回紹介するのはあくまで料理としてのレシピです。
『十全大補湯(”じゅうぜんたいほとう”と読みます)』は中華圏南部、日本で薬膳料理と
して提供されることが多く、ここ日本では家庭でも作れるようにスーパーや漢方薬局
で簡単に材料セットを購入することができます。非常にポピュラーな薬膳料理といえ
るでしょう。「十全」というだけあって10種類の生薬・香辛料を混ぜて作るのが本来
の姿ですが、値段や味の関係で10が11や12になったり、 時に9になったりして売
られています。構成生薬が1つ増えたり減ったりしただけで名前が変わるのが漢
方の世界なのですが、今回紹介するのは料理なので余りうるさくは言わないこと
にしましょう。原典である『黄帝大径』はなんと4000年も前に書かれていて、その
頃から処方はすこしだけ変わっていますが、続けて飲み続けられている由緒あ
る”料理”なのです。(こうい由緒に弱いのは中国人も日本人も共通です。